無期限先物:満期がなくなる時代、ガバナンスが鍵となる
ヴィシャル・グプタ氏は、無期限先物が先物のロールオーバー問題を解決する一方で、市場構造や規制上のリスクを抱えていると警告しています
無期限先物という概念は、1990年代初頭にロバート・シラー氏が学術的に提唱して以来、存在していました。しかし、近年その注目度が高まっています。2016年にBitMEXが暗号資産市場向けに実用化し、今年はCMEが規制当局である商品先物取引委員会(CFTC)を提訴し、米国におけるその法的地位に異議を唱えたことで、大きな話題となりました。
現在、無期限先物は最も人気のある暗号資産デリバティブとなっており、ロールオーバーや直接保有を伴わずにレバレッジをかけた投資機会を提供しています。2024年には、主要な中央集権型取引所における無期限先物の取引高は58兆ドルを超え、ビットコイン先物取引全体の90%以上を占めました。2025年には、無期限先物の取引高は前年比29%増の約61.7兆ドルに達しました。
無期限先物(パーペチュアル)は、固定の満期日を持たない先物です。その名称が示す通り、従来の先物とは異なり
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