JPモルガンとユーレックス、DLTを活用した担保管理を推進
資本市場におけるブロックチェーン技術活用のリトマス試験紙となる可能性の高いプロジェクト
分散型台帳技術(DLT)は2010年代に資本市場で喝采を浴びてデビューしましたが、オーストラリア証券取引所におけるプラットフォームのアップグレードの頓挫、FTXとその創設者であるサム・バンクマン・フライドの公的な終焉、そして牽引力を得ることができなかった数々のプロジェクトなど、一連の顕著な失敗をきっかけにその誇大宣伝は消えていきました。しかし、塵も積もれば山となるで、しばしば「釘を探すハンマー」と非難されてきたこのテクノロジーは、担保の処理と移動にターゲットを見つけたのかもしれません。
来四半期、JPモルガンはHQLAx分散型台帳を利用し、証券現物を移動させることなく、中央取引所(CCP)で担保として使用する証券の所有権を移転する新しいEurexプロジェクトの試験的清算メンバーとして活動する予定です。このプロジェクトは
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